発声と嚥下機能

今日は某ケアプラザでのお仕事でした。

私はそこで毎月1回、デイサービスで
発声と歌の時間を担当させて頂いています。
「舌や喉の機能がよく働く事で、
食道と気道の入り口にある弁の筋肉が動く。
また口や顔の筋肉を鍛えておくことで
食べこぼし防止につながる。
それらが、誤嚥→肺炎を防ぐことにつながる。
だから楽しみながら、呼吸、話すこと、歌うことをもって
機能の維持強化をしましょう。」
というコンセプトで行っています。
約半年間やらせて頂いてきた中で、
私なりに感じたポイントをあげてみます。
まず一つ。
デイサービスなので、毎回顔ぶれが少しずつ違うし
生活や好みも違う方が参加されます。
その中で、いかに皆さんに共通した楽しい時間を創りだすかということ。
二つ目は
伝えたい内容はいろいろあるけれど
それを勉強臭くなく楽しく!ということ。
そして三つ目が
その上でいかに効果を上げるか。ということ。
そこで今日は、こんなものを作って持って行きました。
 
ストローの先にリボンを付けたものです。
これを吹くとリボンがひらひら〜と動きます。
これを使って、
幸せなら手を叩こうならぬ「幸せならストロー吹こう!♪ふーふー!」
とやってみました。
吹くことは軟口蓋や腹筋を使います。
私は手軽にできる「吹く」ことでも
効果が上がればいいなと思って、タオルを吹いたりお花紙を吹いたり
あれこれやっています♪
後半は、
「富士山」
「旅の夜風」
「冬景色」
「春の小川」を
ご一緒に歌いました。
持参した曲をご存知ない方が多い日もあるのですが
今日はヒットして、「懐かしい」「小学4年生の時の歌よ」
などなど話も弾みました。良かった!
大正生まれ、昭和初期生まれのお客様の中で、
まだまだたどたどしい進め方で
毎度自分で恐縮していますが
医師ではなく歌を歌うことをやってきた者として
お伝えしたいことを、
今後も勉強しながらやっていきたいと思っています。

発声と嚥下機能” に対して2件のコメントがあります。

  1. shizuno より:

    素敵な仕事してるね!
    すごくいいと思う!
    ストロー吹きも楽しそうだし、
    一緒に歌えることも、
    昔をあたたかく懐かしむことも、
    おじいちゃん、おばあちゃんの喜びになってると思います!

  2. yoko より:

    shizunoさん
    ありがとう!
    少しでも自分が出来る事を
    形にしていきたいなって思っています。
    これはそのひとつ。
    大人対象なので、言葉ひとつで不快になってしまったり
    するので、快適に過ごして頂けるように
    気を遣いながら、私も楽しんでます!

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