時の流れに任せて。

今日は、日本バプテスト同盟霞ヶ丘教会聖歌隊の練習日でした。この聖歌隊とは大学2、3年の頃からのお付き合いで、もう17年くらい!!経ちます。それ以前に、母に連れられて嫌々(笑)教会に行っていた頃から数えると、既に32年のおつきあいです。はあ〜すごいもんだ。その頃から私のことを妹と間違えつつ遊んでくれた方々が、いまでは1人亡くなり、また1人亡くなり・・。「陽子ちゃん!元気にしてる?」と声を掛けてくださって、たわいないことをお喋りしていたおばあちゃま達。。寂しいことです。

聖歌隊もご多分に漏れず、最高齢89歳のメンバーを筆頭にソプラノ3人、アルト2人、テノール0、バス2人にまで減ってしまいました。そんな中、今後の活動をどうしていこうかという話し合いが、今日持たれました。

この聖歌隊は、今のような少人数から始まって多い時で25人くらいメンバーがいて、大きな合唱曲をやってきました。幾つものバッハのコラールやヘンデルのメサイア、そのほか多数の讃美歌や、編曲の凝ったものなど。クリスマスには去年まで何年も、クリスマス賛美礼拝の中でガウンを着て前に立って、ろうそくの灯りの中、10曲近い曲を歌いました。最近2年は、それをCDにも残すことができました。

でも、もう出来ないことが目に見えて増えてきました。今年は指導者がいない、人数も減った、練習にもなかなか出られない、、。その中でいかに活動を続けて行くか。

話し合った結論は、今までのような大作を歌う事は出来ないけれど、1人1人の声を誰かに届ける活動をしていこうということです。ご病気の方のお宅を訪問して歌う、ご葬儀で歌う、礼拝で小規模でも歌い続けて行く。それは逆に、今までより生活に密着した活動が出来るし、1人1人の歌の力が試されるチャンスなのではないかとも思うのです。

今日は、時は流れるのだな、としみじみ思いました。でもそれも悪くない。その時々で出来る事をしていくことが大事。きっとまた、聖歌隊の歌が何かの役に立てるはず。高齢になってからの声の力は、聴く者の心にすっと染み込む力があるから。私の役割は、その声を活かすこと。メンバーの力を引き出すこと。そのために出来ることをしていこうと思います。

 

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