緑に触れて

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私が小さい頃は、家の周りには山と田んぼ、川や谷戸が綺麗に存在していました。それらの管理をする人たちがまだまだ沢山いたので、毎日手入れされていて雑草1つとっても活き活きしていました。中でも春に咲く青いオオイヌノフグリが大好きでした。ネジリソウやアカマンマも好きだったなあ。。

山にはフキノトウやきのこが生え、すみれやタンポポが咲き。薪割りをした薪でお風呂を沸かす祖父の姿。川にはザリガニがいて、山から流れる水の溜まる沢には沢ガニが。夏にはカエルの大合唱、秋にはコオロギや鈴虫。お正月は寒い寒い空気の中で凧揚げ。。。

今思えば、なんて幸せな幼少期だったことでしょう。私にとって、当時はそれが普通でした。でも小学校には私のような暮らしの子と、団地や新興住宅地の子などいろんな環境で育っている子がいて、私のような子はちょっと浮いていました。だから、授業で祖父の家の農機具をクラスで見に来た時は、なんだか誇らしくて嬉しかったのを覚えています。

そんな暮らしだった私の幼少期。

時は流れて、自分にこどもが出来て、さて、同じように緑の中で遊ばせたいな、と思う。けれども。現在の住環境がそれとは真逆であるわけで、ではどのようにこの子を緑に触れさせるかと考えています。

毎日のお散歩では出来る限り公園を通るようにしているけれども、やっぱり交通量や人通りの多い中を通らねばならないし、公園は果たして自然と呼べるかどうか。。

こどもには、気持ちの良い空気や景色に触れて、いろいろな植物に触れて、心身がリラックスすることや、夜の闇の恐怖や、枯れ葉のカサッという音に怯えることなど体感して欲しい。

毎日の暮らしの中で取り入れられること、大きなイベントとして体験できること、と分けて、出来る事から始めていこうと思っています。

とりあえず今日は実家の庭で芝生に座らせてきました。チクチクして嫌だったみたいで泣き顔。。これから慣れていけるといいね。

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