コーラスの効果

今日は、横浜市の歯科衛生士さんの勉強会にて、発声のしくみについてお話させていただきました。まだまだ不勉強ではありますが、この機会に医学的なことを改めて勉強し直すことができ、正しい知識の発信もまた、ヴォイストレーナーの役割であると改めて思いました。

その後、歯科衛生士、歯科医、栄養士さんの合唱団「パールティース」の打ち上げでした。パールティースはまもなく結成20年。結成された理由は、歯科衛生士さんが1日中喋っていたら声が枯れたことから、話す時の力みを取りたい、ということからでした。私も結成の最初から関わらせていただいています。

メンバーの方は20年続けている方もいるし、5年や3年の方もいます。皆さんから、歌っていたらこんなことがあった、というお話が聞けましたので掲載させていただきます。

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人前でカラオケで歌うのもいやだったのに、仕事で高齢者の前で歌えるようになった。コーラスで大ホールで何回も歌えて度胸がついた。

仕事で1日喋っていたら声が出なくなり、話す時の力みを取りたいと思った。コーラスを続けていたら声が枯れなくなった。

冬になると毎年声帯結節が出来ていたが、歌い始めてから出来なくなった。

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私も、このような効果を団員の皆さんが感じているとは知らなかったので、教えていただいて非常に嬉しくなりました。そして、コーラスで楽しむだけでなく、そこでの発声などが、間接的に患者さんや利用者さんに対して役に立っていることは、何よりのトレーナー冥利につきます。

ここまで20年間指導者として用いられたことに感謝しつつ、これからもお役に立てるように勉強を続けたいと思いました。

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