いざという時に声が出る訓練をしよう

突然ですが、本当の恐怖の時、声は出るでしょうか?考えたことはありますか?

実は中学時代、習い事の帰り道で後ろについてきた人に羽交い締めにされたことがあります。その時、はっと息を飲んで、叫ぼうとしたけれど声が出なかった。。どんなに大声を出そうとしても出なかった。。なんで?と、意思に反して出ないことに不思議を感じました。普段から空手とか剣道とかで声を出す訓練をしていれば違ったんでしょうが、恐怖の方が優って身体が対応できなかったのだと思います。

それから、その頃はよく毎朝電車で痴漢にあっていました。全く卑怯なやり方でした。それに対して私は、満員電車の中、無いスペースに身を避けようとするばかりで、何の効果もありませんでした。

そういう時に「痴漢に間違われますよ」と声を出すのが良いと、とある記事で読みました。声を出すことは本当に勇気がいるけれど、いざという時にはそれも必要なことですよね。

そんなことから、いざという時のために声を出す訓練をしておくのは必要だと考えています。そもそも自分にはどんな声が出るのか、そのバリエーションを知ることも大事です。

以前、北海道の千歳にあるカヌー学校で体験をした時のこと。先生はオリンピックの指導をされた方でした。まず、カヌーに乗る前に、湖に落ちた人を助ける練習からしました。その時、届く声を出す練習をしました。私のイメージでは、演劇の俳優さんが大声を出すイメージで叫んだのですが「全然届かないよ!」と言われ。次に「歌声で良いから!」と言われたのでやってみたら、「それそれ!それで良いよ!」と。あれ?わたしの「おーい!」は、こっちだったかー、という不思議な納得感がありました。自分の中で、歌声は歌うもの、という先入観があったんですね。

そういう、声に対する意識を変えていくには、自分の声を人に聞いてもらうことが必要でした。オンラインレッスンで、そんなことも出来ると思っています。

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