料理上手になるために

私事ながら、義母は料理がとっても上手。

帰省の度にいつも美味しいご飯を戴いている。
実家には素敵な台所と腕があって、あえて言わせて頂くとうらやましい。
もちろんそれは、経験やセンスのなせる技なので
わたしが一足飛びにそこには行かれないのは承知している。
けれど知らないうちに、自分で義母と自分を比べていたのかもしれない。
自分は「料理が下手」で「お義母さんに比べてこれしか出来ないんだ」と思っていた。
料理はジャンルが多くて、これもこれもできないと思いがち。
でも。
良く思い出して見れば
うちで餃子や唐揚げやハンバーグは美味しいと言ってもらえるし
コンポートを作ったときも喜んでもらえた。
友人が来た時に頑張って作ったレバーペーストもすごい勢いで売れた。
人参のサラダやカブの漬物はレシピを見ないでも出来るようになってきたし、
ミートソースやグラタンもソラで出来る。
だしの使い方や、和食の味など出来ない事ばっかり数えて落ち込んでいたけど、
洋食では得意な料理が結構あった。
ああ、なんでもそうかもって思ったんだ。
出来ない事を数えるんじゃなくて、
出来ることを大事に、そこから広げていくこと。
そうしたほうが楽しいし、楽しいから伸びる。
出来ることが少ししかなくても、
そこから楽しいなっていう気持ちを広げていくことの方が、
「出来ない海」に飛び込んで一気に広大な料理の世界に立ち向かうよりも
楽に泳いでいけるかもしれない。

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