学生の感想

先日の短大の授業では、学生に最後に感想を提出してもらいました。

今日は少しだけそこからご紹介します。
 音楽を型ではめずにとらえることが出来るようになった。
 新鮮な遊び方が出来て楽しかった。
 先生自身が楽しんでいて素敵。
 「物」ではなくて「自分」を使ってできることが沢山あるということを感じた。
 音楽、造形、動く、表現することが保育では全て繋がっているんだなと感じた。
 期待と違ったが、視野はかなり広がった。
などなど・・ 
他には「造形が多くて驚いた」とか、
「造形が音楽に関係あるのか?と思ったけど、結果つながっていることが分かった」など・・
とにかく今回は「音楽」という固定概念を一旦外すようなことから入り
絵を描いたり物を作ったりということも多くしましたので上記のような感想もちらほら。
なんでそんなことをするかと言うと
私は、歌の歌い方、ピアノの弾き方、楽器の使い方という
テクニックでは「ない」部分を伝えたいと思ったからです。
自然の音に耳を開き、心を開き、そのものを楽しんだり、
自分の呼吸に目を向けて自らの身体を使って「何か楽しい事」をしてみたり、
絵を描いてそれを音にしてみたり・・・・。
それには、こどもの「表現活動」に目を向けることが避けられません。
こどもの表現には、どろんこ遊びや運動、音で遊ぶ、絵を描くなどありますが
全ては自由で境目が無く混沌としていて繋がっているように思います。
学生としては「造形」「音楽」と分けて学びますが、本来の姿は一緒くた。
それを分かっておかないと
「はい、今から歌を歌います」
こどもがとっても楽しく歌ってイメージ豊かになって、
これを絵にしたいな〜と思っても、
先生は次の時間は全く別のことをする。
その流れに抵抗がなくなってしまうと思うのです。
そうではなくて、全ては繋がっているのだから
次はそれを絵にしてその世界に没頭させることまでを含めて
歌の時間としてとらえられるような、
そんな人を増やしたいと思っているのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です