得意ってなんだろう?

得意ってなんだろう?

この春からコーラス活動が再開し、私が団員で歌う場所もでき、指導する方も復活し、楽しくやっております。

そう、楽しくやっているんです。不思議なもので、歌は「やらねば」というより自然とやっちゃうんです。もちろん、音とりせねば、覚えねば、、というのはあるけれど、それは付属品みたいなもので。そういうものに出会えていることに感謝ですね。

最近私はオンラインで「起業初期サポートコーチ」としても活動しています。その中で、誰に何を提供するのか、という時に「あなたの得意なことはなんですか?」という質問があります。それに答えることで、あなたの強みがわかり、提供する内容も決まってくる、というものです。

でもそもそも「得意なこと」って何さ?という疑問が湧く方もいるかもしれませんね。

私の解釈は冒頭に書いたような「自然とできてしまうこと、自然と続けてきてきたこと、自然と求められること」つまり、自分では普通、あまりにも普通すぎてこんなの誰でもできるし、と思うようなこと。でも人には「教えて」とか「すごいね」とか言われることなのです。

20代の頃、自分の得意なことって分かりませんでした。ノートにいくら書いても、ふに落ちなくて、本当にこれが得意なことなのかな?と疑問だらけでした。

40代になって、特にこの数年オンラインで世界中の方と話すようになり、様々な価値観の方と出会いました。

日本の知り合いが「陽子ちゃんの得意なことは場づくりとか、人を盛り上げて良くしていくことだよね」「陽子ちゃんの得意なことはパソコンの細かなサポートをしたりアートをしたり、左脳と右脳をうまく使えるところだよね」と言ってくれて、うれしかったけれど、心から納得していなかった気がします。

でも価値観の多様な他の国に住む方にも同じことを言われた時、ああ、本当にそうなんだな、とある意味観念したわけです。

そうやって、自分の得意なことって、人に聞いて、人から教えてもらうのが一番。20代で自分の頭でぐるぐる考えていても分かりませんでした。

なので、今、私は起業初期の方へのパソコンのサポートもしているし、声のレッスンもしているし、自己表現のワークショップもしています。全部、人に求められることでできること。肩書きがまとまらないとか、悩みはあるんですが、でもこれが私なんだって、やっと思えるようになってきました。

このサイトの「表現」という趣旨から言えば、自己表現って、私はこうです、私はこう感じます、ということなので、そもそも「自分」と向き合っていないとわからない部分なんですね。そういう意味でも自分の「得意」を知っていることは、自己表現をする場で役に立ちます。

ぜひ、身近な信頼のおける人に「私の得意なことってなんだと思う?私の魅力ってなんだと思う?どうして私と付き合っているの?」と聞いてみてください。きっと素敵な答えが返ってくると思いますよ。

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