アーティストにコンテンツ販売をすすめる理由
「コンテンツ販売」ってどんなイメージ?
もしかしたら「コンテンツ販売」と聞いても、アーティストがコンテンツ販売??と結びつかなくて、不思議に思う人もいるかもしれませんね。
コンテンツ販売とは、コンテンツ(自社独自の情報やノウハウ)を販売することです。なので、どんなジャンルや内容でもコンテンツになります。
例えば料理、子育て、スポーツ、芸術、手芸、起業、IT、、何でもいいのです。テレビの番組、歌手のアルバム、料理のレシピなんかもコンテンツです。
そう考えると、ちょっと身近に感じられるのではないでしょうか?
コンテンツ販売を専門にしている人もいて、形態や内容も縦横無尽に、沢山の商品を製作して販売しています。
アーティストのコンテンツ販売
では実際、アーティストとしてどんなものが販売できるでしょうか?
例えば電子書籍やペーパーバックはどうでしょう?ペーパーバックとは、ハードカバーが無い、表紙と本体が一体化している紙の本のことです。
電子書籍は文字通りオンライン上で読むものですが、ペーパーバックはそれが紙で印刷されて届き、画集やポートフォリオとして使えます。
他にも、絵の描き方や作品作りのコツ、楽器の奏法、作品販売方法、業界の話、アーティストとして食べていく道などなど、これまでのあなたの経験を、何でもコンテンツにできるのです。
あなたも、本業の芸術活動と共にコンテンツ販売をできるようになると、これまでの経験や蓄積が商品になります。
コンテンツの販売形態と注意点
それでは、コンテンツをデジタルで販売する方法を書き出してみましょう。
- 動画
- 音声
- テキスト
が主にあげられます。
これらは、それぞれに特化したプラットフォームがありますので、そのプラットフォームに置くこともできますし、自社のサイトで販売することもできます。
プラットフォームとしては
- Amazon
- audiobook.jp
- Udemy
- note
- インフォトップ
などがあります。
注意点は、それぞれのプラットフォームでジャンルの得意不得意や売れる傾向があるので、それに合うものを出さないと売れません。
私がこれまでに出したコンテンツと、コンテンツ販売を始めた理由
私は2023年秋から制作を始め、現時点(2024/4)でUdemy講座を5本、Kindle本を1冊出版しています。現在も新しい講座を作成中で、今後も増やす予定です。
なぜこのようにコンテンツ販売を始めたのか?
それは「やればやるほど増えていく&蓄積するものが欲しい」と思ったからに他なりません。
これまで私は長年歌のレッスンをしてきました。
レッスンは楽しいのですが、生徒さんとの時間が終わればそれで終わり。
自分が何年も蓄積してきたことを伝える場は、レッスン以外にありませんでした。
そこで、声の出し方についてUdemyに動画コンテンツを出してみました。
内容はずっと温めていたものなので1ヶ月かからずに完成し、今日現在で45名の方にご受講いただいています。
またUdemyのcanva講座も、これまでのオンラインでの経験を講座にしたもので、こちらも多くの方にご受講いただいています。他にも、アーティストのオンラインマネタイズに関する講座も出しました。また今後ツールの使い方など、更なるコンテンツ作成を考えています。
AmazonのKindleでは
「不機嫌な夫を捨てる前に読む献立作りの本」〜最高のパートナーシップを築くレシピ6ステップ〜という本を出しました。これまでの経験をまとめて伝えたいことを盛り込む、オンラインの本作りという初めての作業は、非常に新鮮でした。
メリットとデメリット
さてこのように様々なコンテンツを作成しているのですが、どんなメリットデメリットがあるのでしょうか?
メリット
1 1回作れば、あとは販売プラットフォームに置いておくだけ
正確には、自分のリストにプロモーションメールを送ったり、何かの際にこういうのを作って売っていますということを言ったりという、宣伝活動は必要です。
ですが、既にコンテンツがオンライン上にあるので、毎回作品を作って売るということを繰り返さなくてもいいのは、時間的にも体力的にもメリットが大きいでしょう。
2 あなたのファンが増える
あなたのコンテンツに興味がある人は、あなたの次の講座にも興味を示してくれますし、フォローしたり、何らかのアクションをとってくれる確率が高いです。また、プラットフォームでは規約上リストが取れないとなっていても、そこから自分の媒体に誘導することは可能なこともあるので、より多くの人にあなたの活動を知ってもらうことができます。
3 量産すればするほど、売れる確率が高くなる
1個目が売れなくても、1年間で沢山作れば、どれかは当たるわけです。それが何年も続いていくことで、どんどん売れる確率が高くなっていきます。
4 プラットフォームが独自にキャンペーンで売ってくれる
年に何回か、プラットフォームによってはキャンペーンがあるので、自分が何もしなくても売れていきます。
5 自分でキャンペーンを作って、売りたい時期に売ることができる
デメリット
1 単価は安い
プラットフォームを利用したコンテンツ販売は、どれもそこまで単価が高くはありません。
単価は、内容の充実度や、コンテンツの長さと需要などを考えて付けますが、各プラットフォームではある程度の相場があります。反対に自分独自の媒体(自分で販売サイトを持つ)で販売する場合、手数料なども取られずに、単価も高く設定できます。
2 コンテンツ作成には一定の時間と労力がかかる
内容の良いものを作ろうとすれば、時間も精力も使います。
しかしそれは作品作りも同じですよね。
それでも、一回作ったものがずっと販売され続けるという点には大きな価値があるのではないでしょうか。