人が怖い
世の中で一番怖いものは?
あなたが「一番怖いものは何ですか?」と聞かれたら、何と答えますか?
虫とか、お化けとか、暗闇とか色々な答えがあると思います。
私は「人」です。
多くの恐怖を感じる体験をしたからこそ、どんな動物よりも人間が怖いと感じてます。
自分の欲を我慢してあなたに尽くしているのに、、と怒る顔をした母とか、真隣で毎日怒鳴る社長を見ていた数年間とか、こないだ楽しくお食事したのに青天の霹靂でキレられたこととか、正直に告白したら突然来なくていいと言われたこととか、お金を勝手に使われていて返ってこなかったこととか、、
え?なんで?と思うことがいっぱいありました。
反応
まず戸惑い、理由を探し、誰が悪かったのか考える。
自分が悪いなら謝るが、もう相手はどうにも変わらないなら、諦める。
その繰り返しでした。
でも、その度に心の奥底に「恐怖」が溜まり続け
「どうせ私の言葉は人を無意識で傷つける」
「どうせ私は人とうまくやれない」
「どうせ私は1人だ」
「どうせまた捨てられる」
そんなふうに、いつも思っていた。
でも意識的にそう思わないように
「だったら1人でできることをやろう」
「だったらあの人に合わない世界で仕事をしよう」
「だったら自分で生き抜こう」
と、視点を変えて力を入れて頑張ってきました。
2025年4月
でも最近、とあるタロットリーディングの動画や、心について語る動画を見ていたら、ああ、私、怖いよーってずっと心の奥底で泣き叫んでいたんだなって、感じたんです。
遡れば小さい頃からずっと。
お面のように、片っ方ではにっこり笑い、くるっと振り返れば般若のような顔をする。人間の二面性に恐怖を感じていました。
これが「歌う」ことにかなり影響していたことにも気がつきました。
「人がどう思うだろうか」「きっと下手だと思われる」「きっとダメだこいつはと思われる」「きっとため息をついて嫌がられる」
歌っている時、そういう思いが出てきてしまう。
それが自分を舞台から遠ざけているものだと。
上書き
もし、それを上書きすることができるなら
「私は人に好かれる」「私の歌は人を癒す」「私は人に信頼される」「私の歌は受け入れられる」
そんな言葉で、自分の恐怖を塗り替えたい。
そう思ったんです。
パッとできるかもしれない
時間がかかるのかもしれない
でも気づけたことで、間違いなくその方向は見えたから
「人が怖い」とぎゅっと体に力が入った時は、手を拳にしてぎゅっと力を入れ、パッと捨てる。
手放しをしていきます。
そしてまず、私は私のために、歌を歌うんだと思います。
自己信頼を回復するために。