好きなことを一生続ける方法〜「食べられないからやめよう」をやめるために〜
一回やめても、何度でも復活する。
これは大事!と声を大にして言いたい。
いくら「もうダメだ」と思っても、完全にはやめないこと。
やる気がみなぎったらまた再開する。完全にやめます宣言をしないほうがいいけど、もしやめても、しれっと再開する。
だって、いつまた再開したくなるか分からないわけです。
特に私のような100か0か思考に陥りがちな人は、バッサリ過去の履歴を切り捨てて水に流して何も無かったことにしたがる傾向にあるのですが、それはやめてー!😭
これまで何度「あ、またやりたい」と思って、アカウントがなくなっていたり、書類がなくなっていたり、人脈がなくなっていたりして「誰が捨てたの?」「あ、自分か、、」ということになったか。。
「やめたい」と思った自分を疑って、保留にしておくくらいでちょうど良い。なぜなら、簡単にやめられるようなものではないのを自分が一番知っているから。
やることが変わっても良い
昭和時代には「一つのことをずっと続けるのが美徳」というのがありました。そうできない人は「中途半端」「モノにならない」などと言われたり。
でもね、今はもっと軽い時代に入ったと思います。
もちろん、職人さんのような積み上げ型のお仕事っていうのもありますけど、個人で発信していくものであれば、変わることを「良し」としようという時代に入ったと。
何が好きかやりたいかは変わって当然なんです。一貫して同じことを続けなければという縛りはいらない。
人間の細胞はどんどん入れ替わっていて、1年前の自分と今の自分は別人って聞きました。それなら尚更、同じことに執着する必要はないですね。
その好きなことの何が好きなのか?を掘り下げる。
よく「歌が好き」っていうけれど、あなたが好きなのは1人で歌を歌うことなのか?それとも、人前で歌うことなのか?
はたまた、歌を「聴く」ことが好きなのか?
もしくは、推しのアーティストの活躍を「応援する」ことなのか?
それとも教えた「生徒さんが変わるのを見る」ことが喜びなのか?
一言で「歌が好き」とまとめて簡単にしてしまうと、本質を見誤る傾向にあるので要注意、と自分を振り返っても思います。
人と関わる
好きなことで活動して収入を得たいと思った時、家にこもって1人でやっていても、集客、情報入手、機会入手などの面で限界があります。
かくいう私も、ずっと1人で音楽関係のことを話せる友達がいなくて(自分で避けていて)、20年以上全く広がりが出ませんでした。。
同じ目的で頑張っている人と繋がっておくだけで情報が入ってくるし、そういう組織に属しておけば何らかの人脈もできる。
なので今は、リアルもオンラインも人とのつながりを大事にしたいと思っていて、具体的には「会った後4回お礼をするくらいでちょうど良い」と弁えています。←とある占い師さんの本に書いてあって、これは使える!と思っていただきました、笑
逆に言えば、人と関わるのがうまくないが故に、Udemyやストアカなどのプラットフォームを活用できているのかもしれないですね。反対に、リアルが大得意なのにオンラインは全くだめ、という方も多いのを見てきたので、これは人それぞれだなと思います。
自分を疑う
つい、自分は正しい、このやり方がいいんだ、と思いがちですが、一回自分を疑って、今のままでなくもっとできることはないか?と考えるのも大事です。
そのためには、自分よりうまくいっている人のを(悔しいけど)参考にさせていただく。講座を買ってみる、参加してみるなどして体験し、ああ、これが自分には足りないんだなって感じることが大事ですね。
私が卒業した時代のクラシックの声楽では「歌のレッスンのやり方」を教わることは皆無でした。
だから自分が習った方法が一番良いと思いがちだったけれど、ポップスのボイストレーニングスクールでは講師養成のために教え方を教える、ヨガの世界でもティーチングを教える、というのは当たり前。
私も声ヨガの資格取得の時に色々ご指摘いただいて、耳が痛かったけれども大変学びになりました。
井の中の蛙にならないってことですね。
うまくいっていないなら形を変える
やめてしまおうと思うというのは、要は稼げないからですよね。それならやめる前に、何か変えたらどうでしょうか?
プラットフォームを変えるのか?
提供物を変えるのか?
対象を変えるのか?
何か今までやってきたことを変えてみるんです。
私の場合は、リアルで生徒さんが集められず(前述したように1人でやっていて人脈も業界の伝も無かったので)、オンラインに切り替えました。
オンラインでは、これまでにやったことがないライブをして集客をしました。
そこからプラットフォーム販売を知り、Udemyで動画講座を販売、またストアカでも講座を公開しました。
それでも完全にうまくいっているとは言えず、どうしたらもっと売り上げが上がるかなと考えています。試行錯誤することで、最初は動きがないものが、ある日うまく動き出すこともあるので、諦めない気持ちが一番大事と思うこの頃です。(偉そうに言ってるけど、ほんと〜に悩んでYouTubeに逃避している日もありマス)
それ一本ではなく食い扶持をいくつも持っておく
それ一本で食べるぞ!と思うから苦しいのであって、他の収入の柱があればかなり気が楽になるのは事実。
私の場合は、4つの仕事を掛け持ちしています。データ入力、家事代行、音楽活動、オンライン講師。
将来的な保証も(厚生年金とか)、収入の保証も(月収いくらとか)ないけれど、子育てと両立しながら自分のやり方次第でできる仕事の仕方を選んでいます。
でも20代の頃は、音楽活動だけでやっていこうと思っていて「音楽以外の他の仕事をしている自分はダメなやつなんだ!」って思っていたけれど、色々世界を知るうちに、みんないろんなことやってるんだなって知りました。
教員+歌手+コーラス指導者とか、清掃員+歌手とか、作家+映像作家+ものつくりとか、建築のサラリーマン+歌手とか、公務員+落語家とか。
あなたも、いくつも収入の柱を持てるし、その方が精神的に楽っていう人もいると思います。これはタイプによるからそうじゃない人もいるのですが。
マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法
上記の本に好きなことをどうやって続けていくか、タイプ別に詳しく書いてあります。とても面白い本なのでおすすめ。
最後に
とにかく言いたいことは、「本当はやめたくない」という自分の心に従って、無理にやめなくてもいいよってこと。
「歌で稼げる能力がないからやめよう」ではなく
他の仕事をしながら、休日に場所を借りてコンサートをしたり、施設に行って歌ったりできる。
「人と関わるのが無理だからやめよう」ではなく、リアルがダメならオンラインでやってみる。
どんな脇道でもいいから、道を探してやっていきましょう。