メルマガを試してみよう
あなたの見込み客にどうやってアクセスしていますか?
一般的に、展覧会や音楽会など、これまではチケットやDMの郵送で対応してきた方が多いのではないでしょうか?
- 展覧会の開催→芳名帳の記入→次回DMの発送
- 音楽会の告知→申込の際に郵送先を記入→チケットの発送
その際にお客様のメールアドレスを入手しておけば、本番である「展覧会」「音楽会」までの過程で、こちらからお知らせや情報を送ることができますし、メールなら経費も安く抑えられます。
メルマガのメリット
- 郵送代に比べて経費が安い
- 大人数に一度に送れる
- 画像も添付できる
- 予約投稿ができるので書き溜めて必要な日時に予約設定できる
- 見込み客との接点が増える
- 見込み客との距離が近くなる
- こちらから何度でも情報やお知らせを送ることができる
- 作家の人となりや日常生活、制作の裏側などを伝えられる
- オファーだけでなく、マガジン的要素で自由に記事を書いて届けられる
郵送代に比べて経費が安い
100人の方に送る場合、ハガキ代63円として単純計算して6300円かかりますが、メールだと無料だったり、低価格(会社やプランによる)で大量に送ることが可能です。
大人数に一度に送れる
とにかく、1000人以上でも一度に送れるのはかなり時間削減になります。
画像が添付できる
画像が差し込めるので、ちょっとしたマガジン的な使い方もできます。
予約投稿ができるので書き溜めて必要な日時に予約設定できる
郵送だと、最近は日本の郵便局も近隣宛でも到着までに時間がかかり、正確にこの日、と言うわけにはいきませんが、メールだと、送りたい日時(来週の木曜日18時など)を設定しておくことができます。
見込み客との設点が増える、距離が近くなる
練習の経過や、最近の動向、お知らせしたいことなど、本番以外の部分でこちらから情報を送れるので、接点が増えていきます。それによって、より親密に感じていただけるようになるわけです。
こちらから何度でも情報やお知らせを送ることができる
郵送となると、何度も送ると経費もかかりますが、メールなら何度も送ることが可能です。(プランによって回数や送信数の制限がある場合もありますが、これまで月1回だけ送っていたものを、月5回に増やすくらいでしたら、おおよそどのプランでも問題ないでしょう。)
お客様からの連絡待ち、申し込み待ち、という状態から、プッシュ型へと変えることができるのがメールなのです。
作家の人となりや日常生活、制作の裏側などを伝えられる
見込み客の方というのは、SNSでもそうですが「この演奏家、作家の方はどんな日常生活を送っているのかな?」「どこで何をしているのかな?」と気になっているわけです。ですからメールでこっそりとお伝えする裏情報に、嬉しく思う方も多いはずです。
実際、2023年から始まった相撲の二子山部屋のYouTubeでは、力士が作るご飯(ちゃんこ)、買い物の様子、普段の会話、寝起き、ジムトレーニング風景、稽古風景、テレビに出るダンスを練習している風景、将来の目指すもの、携帯カバー、など、「場所」という本番以外の部分を映すことによって、後援会加入者も増え、応援の声も増え、YouTube登録者が21万人(2024.3現在)まで増えています。
普段の経過を伝えるということが、見ている方も一緒に応援したり成長している気分になっていくという良い証拠だと思います。
オファーだけでなく、マガジン的要素で自由に記事を書いて届けられる
よくメルマガは「オファー🟰商品のご案内」に使われますが、それだけではなく、読み物として使うこともできます。
届いて嬉しいメルマガと、そうでないメルマガというのがあって、前者は読み応えがある、内容に共感できる、知識が増える、世界の最新の情報を知ることができる、など「価値」を感じるもの。後者は、宣伝、告知だけ、どこかで読んだ内容など「時間の無駄」と感じるもの。
前者のメルマガにするためには、言葉を尽くして「読み応えのある物」を書くということがポイントです。
メルマガのデメリット!?
- プランによってはメールが相手に届かないことがある
- 相手がメールを開封しないと見てもらえない
- 相手に「メルマガ解除ボタン」を押されると届かなくなる
- 切手や封筒、工夫された中身の郵便物に比べて感動が少ない
- 言語化することが必要
プランによってはメールが相手に届かないことがある
メルマガの会社ごとに、到達率が違います。また、有料プランか無料プランかによっても変わってきます。
相手がメールを開封しないと見てもらえない
到達した後、送ったメールが開封されたかどうかが分かります。もし送ったメールが迷惑メールに入っていたら開封されないことも多いですし、件名だけ見て開封しないということもあり得ます。
相手に「メルマガ解除ボタン」を押されると届けることができなくなる
メルマガには、毎回文章内に「いつでも解除できます」というメルマガ解除ボタンは必ず設置しなくてはなりません(特定電子メール法)
なので、読者は気に入らなければ解除することができます。解除されれば、メルマガを届けることはできません。
しかしこれは悪いことではなく【あなたに合わない人が自ら出ていく】ということなので、むしろより濃いリストになったのだということで良い方向に受け止めましょう。
切手や封筒、工夫された中身の郵便物に比べて感動が少ない、「私に来た」という特別感が少ない
郵便物には、私に心を込めて送ってくれたのだ、と感激することも少なくないですよね。封筒や便箋、はがき、切手、同封物など工夫する余地がたくさんあるからです。
それに比較してメールはあっさりしており、自分だけに届いたという感じは薄いと言えます。
言語化することが必要
そしてここが一番アーティストにとっての難関かと思います。
「言語化」が苦手な方も多いのではないでしょうか?
作品で魅せたい
作品を見てもらえればわかってもらえるはず
演奏の本番で感じてもらいたい
作品を使って感じてもらいたい
その感覚は非常にわかりますが、、もしあなたの言葉で語ったら、さらにより深く、あなたのこと、作品のことがわかり、読んだ方は親近感が湧くのではないでしょうか?
なぜメルマガを勧めるか?
- 経費節約
- 作家と見込み客との関係性を詰めていける
- 自由に書ける
経費節約
送る頻度は人それぞれで、毎日、週2回、毎週1回、月1回など様々です。
その頻度にもよりますが、郵送に比べてかなり安くすませられるのは確かでしょう。
作家と見込み客との関係性、信頼を深めていける
最近はSNSで制作過程や動画、作家本人のことを投稿してから個展のご案内へ結びつけることも多いですが、どうしてもSNSは流れていってしまうもの。一回は目にしても、気づけば忘れてしまいます。
それに比べるとメルマガは、送っておけば何度も見返すことができます。
またラーメン屋さんの裏メニューのように、表のSNSには載っていないけれど、メルマガでは教えてくれるこんなことあんなこと、があったら、すぐにゴミ箱行きにもならないでしょう。
「孤高の作家」で在りたいならメルマガは必要ないかもしれませんが「より繋がりの濃い見込み客を増やしたい」「買い手を増やしたい」なら検討するに値すると思います。
自由に書ける
アーティストというものはそもそも自由な革新的な人たち。発想が自由なのですから、そのままを文章にすることで、とても面白いものができるはずです。「メルマガとはこういうものだ」を飛び越えて、自由にやったら良いと思います。
どうやって出すの?
一般的には「メルマガスタンド」と呼ばれる配信システムを使います。
昔は個人のGメールなどでBCCにアドレスを入れて送っていたこともありましたが、多くの方に同時配信するので、BCCで手動で送るのは間違いを伴い危険です。
私も年に何回か、間違えて宛先のメールアドレスが全て見える形で配信されたメールを受け取ることがあります。その時は、後から謝罪する、システムを変えるなど大変ですし、送られた方も良い気分ではありません。
たくさんのメルマガスタンドがあるので、比較検討してみてください。
料金や使いやすさ、サポートの有無、やりたいことができるか、また反対に使いこなせないような過剰な内容がないかなどをポイントに、調べてみると良いと思います。