世界は音で満ちているってことを。
昨日、短大のお仕事が終わりました。
3月頃から準備を初めて5ヶ月後の8月の集中講義でしたので
今年1番のイベントが終了したような、そんな充足感でいっぱいです。
さて、今年も様々なことを講義に盛り込みました。
なかでも、息で遊ぶことや音を聴く遊び、音をたてない遊びなど、
保育の場で物が無くても遊べることを私は学生達に伝えたいと思っています。
また生活雑貨や身近な素材の音の中に、素敵な音があることなども。
学生達には、音楽=楽器、音楽=歌、というだけではなく
(もちろんそれも必要で大切な学びですが)
それ以前の「音」そのものを楽しむことにも注目して欲しいのです。
楽器がなくても世界は音に満ちていて、枯れ葉の音や風の音が
既に素敵な音であり、そんな微細なところから音楽は始まるということを。
学生達はいわゆる「音楽」とはえらく違う内容で
戸惑ったようでしたが、最後には理解してくれました。
しかし今回は、講義内容だけではなくて
それをどう伝えるかということに非常に悩みました。
最終的に得た気付きは、
講義もショーである、ということです。
つまり、難解な物を難解なままにぽいっと渡し「分かるよね?」では
分からないということが、わかりました笑。
どう初めてどこでつかみ、どこで納得させるのか。
1時間ならその中で、1日ならその中での起承転結も大事。
そんなことを非常に悩みつつ、実践しつつ、勉強した講義期間でした。
またひとつ階段を上った気がしています。
これから更により良いものにしていきたいと思います。
関係の皆様方にお礼申し上げます。
この度はありがとうございました。