うた こえ
今日は旧正月。新しく何かを思い定めて始めると良い日らしいです。
それにあやかって、しばらく放置してしまっていたこのブログで、歌、声、について書いていこうと思います。いろいろな仕事をしてみても、やはり、一番心沸き立ちゾクゾクするのは、声を聴く時なんですよ。それが分かったので。
ただ、読んだからといって、読んだ方が何か特別得るものがあるとは思いませんし、私の個人的な思いを書くつもりなので、違うご意見の方は多いかと思いますが、あくまで私の満足のために書きます♩
というわけで、初回は私が声にハマった小学生の時に出会ったものについて〜
小学生の時、何のきっかけでか忘れましたが、学校の合唱部に入って区のコンクールに出たりしていました。入ったきっかけは、教会の影響かもしれません。私は母と幼児期から教会に通っていて、集った皆でオルガンに合わせて賛美歌を歌うことが好きでした。皆で歌うと背中がゾクゾクする!と。それで、そのゾクゾク!…合唱団でも同じ経験をしました。それからは夢中でずーっと合唱一筋でした。
そんな中、音楽の授業でしたか、インドネシアの「ケチャ」に出会いました。それが面白くて自分で芸能山城組や本場の音源のレコードを買いました。レコードには、男声が何部かに分かれて進むケチャのリズムパートと言葉が書かれており、音を聴きながら各パートごと声に出してやってみました。その原始的な声のようでありながら複雑な芸能に惹かれ、そのあと民族音楽にはまっていきます。
私がケチャを好きなところは、猫の声のような高い音からドーンと低い音まで、様々な声が重なり深みが出るところ、リズムが複雑に絡み合うところ。また途中からトランス状態のようになったり、周りの動物や鳥の声が聞こえてきたりと、人間が自然の中で裸で声を出している感じのところ。それまで、ピアノを習って賛美歌を歌って合唱曲を歌っていた私には、非常に新鮮でした。
ラーマーヤナを主題とする舞踏劇として、ドイツ人ヴァルターシュピースが提案して作ったもので、バリ島で始まったケチャは観光用と化し、現在では世界各地で行われているようです。wikipedia