「自己表現」かも?
昨日は、友人の和田静乃ちゃんが教える声楽の生徒さんのコンサートへ行ってきました。
それぞれの生徒さんの特徴がよく出ている選曲で、教えている和田ちゃんの歌、ピアニストの久保真知子さんのピアノ共に素晴らしく、いい時間を過ごさせていただきました。
その生徒さんの歌を聴く中で、思ったことがあります。
それは「自己表現」
どんな引っ込み思案の人でも、人とコミュニケーションを取らざるを得ないのが人間社会。
その中でどうやって自分と他者とを折り合いをつけていくのか
そこに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
あなたはどうですか?
実は私もその部類でして。
幼い頃は野山と家で遊んでいれば良かったけれど
中高大と、付き合う人も増え、様々な意見に揉まれ、随分と頑張っていた時期がありました。
その中で鬱状態にもなったし、東京から北海道へ避難のように移住したりもしました。
どうやって、人とうまく付き合うか。
どこまで自分のことを話すか。
相手の気持ちを壊さないように、どうやってうまくその場を切り抜けるか。
そんなことを考えていたように思います。
その中で、歌というのはもやもやぐるぐるしている自分の中の
溜まっているものを、外に出してくれるもの。
スッキリする浄化作用があって、かつ人に褒めてもらえる、そんなものでした。
考えてみれば、金子の家に生まれたということは
生まれた時から彫刻や自然、音楽というものがあり
父からは文章を書くことも推奨され、
それらを使って自分の思いを表現することを訓練されてきたようです。
これまで、声に特化してお伝えしてきたのですが
どうやら私が日常でフォーカスしていたのは声だけではなく、エネルギー。
つまりそれは、自分を整えて表現できる自由を獲得すること。
「自己表現しにくい人が、声やアートワークによって、心、身体、思考を自由にできる」
それを私は伝えたいのかも、と昨夜、歌を聴きながら閃きました。