ウォーキング・セラピー

また寒くなった湘南です。三寒四温とはよくいったもので、本当にこの桜の咲く前後の時期は行ったり来たりの気温ですよね。

さて、このところずっと、歩くことについて考えてきました。今日は、臨床心理士であるジョナサン・ホーバン氏が書かれた「ウォーキング・セラピー」という本を読みました。依存症やうつ、怒りのコントロールなどクライエントや著者がそれぞれに抱えている問題に対して、歩くことでどのように解決していったかという内容でした。まさに私が実感してきたことが書かれていて、何度も一人頷きながら読み進めました。

考えてみれば、人間が歩くということは人類が過去からずっと行ってきた行為であり、江戸時代なんてもっと今よりも歩いていたでしょう。その中で歩くことの効果を感じた人もきっとたくさんいたはず。しかし現代、こんなにもまた歩くことが注目されているのは、住環境や仕事環境、電子機器環境などが過去とは比較できないほどに変化しているからであり、それに伴うストレスが増加しているからだと思います。

本の内容を少し要約しますと、

ストレスによってコルチゾールやアドレナリンというホルモンが分泌されるが、歩くことで幸福ホルモンと呼ばれる物質が分泌され、気分が明るくなり、満たされた感覚になる。そして、歩くと心理面の変化、身体面の変化、スピリチュアルな面の変化がある。(著者は自然の中で歩くことを推奨しており、自然と繋がって感じることはたくさんあり、それがスピリチュアルな面の変化につながる。)

書かれたのはイギリスの方ですが、自分と自然を繋げて考えるということが私にとっては日本的な感じがして、日本人は受け入れやすいかもと思いました。