これからの暮らしを想い描く。

この春、我が家で決めたことがあります。

それは「今年は畑を有効利用する」こと。
今借りている市民農園は
しっかり作れば家族4人が食べられるくらいのスペースがありながら
時間がない、遠い、など理由をつけては畑をさぼっていたワタシ・・
ダンナ様はしょっちゅう世話をしにいっていたというのに><;
そのことへの反省。
それから、再び自分たちの生活を問い直してみようという気持ち。
「生きる事はもっとシンプルでいいのではないか?」と。
我が家の想い描く暮らしは
野菜を作り、家でご飯を食べ、夫はITの仕事をし、
私は音楽を教えたり講座を開いたり。
疲れたら海を見に行く。
魚や肉はスーパーではなく八百屋さんや魚屋さんから買う。
という暮らし。
もちろん都内にもいっぱい用事があるし
そこからは離れられないのだけど
それがありつつも、
海や畑のある生活をしていきたい。
もともと兼業農家だった私の父の実家は
わらぶき屋根の2階建て小屋に農機具がいっぱいあって
小学校の授業で脱穀機などを観に
クラス中で見学に来て、
私にはそれが大層誇らしかったのです。
私は幼い頃から山を駆け回って
ふきのとうや野いちごや桑の実をみつけたり、
祖父がお風呂を沸かす為の薪がいっぱいある
家の裏で、祖父の仕事を見ていたり
さやえんどうの成っている中をくぐって美味しそうな
さやえんどうを生のままぱくっと食べたり、カゴにとったり、
太いつららを口に含んだり、沢に生えるセリをとったり
さといもの葉っぱに乗っかるしずくを見つめたり。
夏の夜はカエルが鳴き、冬の夜は山から野犬が下りてくるのを心配し。。
そんな体験の数々をして育った私は
小学校で、田んぼや畑とは無関係の、
団地や新興住宅地で育った友達との
違和感を感じていました。
だから、クラスで父の実家見学をする事になった時は
すごく嬉しかったのです。
それから成長して大学に入った時も、その違和感を再び感じて
社会に出ても、それを感じました。
だからか次第に友人は「農」の感覚を分かる人が集まって来ました。
九州や北海道で農に関わって成長して来た友達。
共通しているのは食べ物を大事にすること、
人があったかいこと、無理をして生きていないこと。
そんな流れの中で。
食べることの大好きな夫と私が出会い
今年は畑に本腰を入れようとしています。
これは自然な流れなのかもしれない。
畑を通してみつけたこと、またシェアしますね。

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