話し声が届きにくい時は?
10月ですね。金木犀が薫る季節、すっきりした空気、高い空。好きな季節です。
ここ数ヶ月、オンラインレッスンをしています。
画面越しでも、お相手の身体の動き、声の出し方、困っていることは読み取れて、それに対する対応もできるようになってきました。何事も慣れればできるなぁ、と、人間の不思議に感心しています。
今日は、話し声が届きにくいというご相談に対して、私ならどうするか、というお話です。
私も、自分の出した声が届かなかった経験はよくあります。そこには原因があって、それを改善すれば良いだけです。でもそれが、なかなか。というのは、自分の体の動きや癖が日常的になりすぎて、自覚的に変えることはすぐには出来ないのでしょう。そこをなんとか変えていくには時間がかかります。自覚的に過ごす、自分を客観的に見る、変わる過程を丁寧に過ごす。ということが大切かなと思います。
聞き返される場合に考えられること
自分の呼吸が浅くなっている
肩や首が詰まっている
姿勢が悪い
気持ちが落ちている
表情が暗い
相手へ届けようという気持ちが溢れていない
思い当たることはありませんか?
では、これらをどうしましょうか?
まずは、姿勢を整えます。それから深い呼吸をして、花の良い香りをかぐように息を吸い、表情を明るく広げます。そのときに首や肩が力んでいないかな、詰まっていないかな、と観察します。
そして、相手に対して声を届けるイメージをします。愛を声に乗せて届けるのです。あくまでもイメージですが、それを持つだけで発声時に使われる口の中の場所が変わってくると思います。
これらを仕事中などにやってみます。どんな変化があるでしょうか?
オンラインレッスンではこのようなこともご一緒に行っています。効果あり、と思われたら続けていただいて、合わないな、と思われたら一回限りもOKです。気になったらまずはお気軽にご連絡ください。