自分の声を聞いてみよう
自分の声を聞いたことはありますか?
実は、自分の出している声は、骨伝導と言って頭などの骨で響いている音を自分で聞いているのですが、外の人に聞こえている音はまた別の音です。
スマホのボイスメモなどで簡単に録音できるので、一度聞いてみてください。え、こんな声なの?と驚く方もいらっしゃるかもしれません。
声楽のレッスンではよくレッスンを録音して、後から聞き返すことがあります。レッスンで指摘されて何が声に起こっていたのか、その時は分からなかったことも聞き返すとわかることがあります。
というわけで、私も一昨日の夜と昨晩、子供に読み聞かせをするのを録音してみました。一昨日のは、思っていたよりもガリガリしていて響きがなく、疲れていました、、確かに寝る前にたくさん読むのはしんどいのですが。。
そして、それを踏まえて昨晩は、鼻腔もよく開き、響きを上に頭蓋骨の方へ上げて話してみました。子供は最初「変〜」とゲラゲラ笑っていましたが、すぐに気にしなくなりました。逆に、ずっと前日の声で慣れていたのか、、とちょっと反省、、読み聞かせで良い声を聞かせておくことの大事さを感じました。
というのは、人は聞いた声に同調するという性質があります。気持ちよく歌う歌手の歌を聴いた後はよく声が出るとか、しゃがれ声を聞いた後は自分もいがらっぽくなるとか。
そして日本では子供に発声を教える場所がないので、自然と子供は親の発声に似てしまうし、そうやって言葉や話し方を学びます。そういうことからも日々良い声を聞かせるというのは、子供にとって大事なことだと感じました。